晴れときどき猫背・村山由佳著

生活の中の小さな変化が、自分の生き方や暮らし、当たり前だと思っていたことが知らずに覆されてしまうことが時々ある。

 

例えば、新しい車を買ったとか、そのときは単に移動手段として買った車だったけど、それをきっかけにひとりでドライブに出かけるようになって、そこから旅行へ、さらには日本一周へとか・・・ね、そんな何かを変えようと思ったわけでもないことが、大きな変化へとつながり自分自身も変わったとかいうようなこと。誰でも大きさはそれぞれかもしれないけれど、経験したことあるのではないかと。

 

そういう小さな変化から得られた、自分の中での大きな変化って今まで想像したこともなかった世界へグイグイと引き込まれていくような、そんな感覚を味わう。今までだったら受け入れることできなかったことすら、そういうときは不思議と受け入れることができるようになったり。本当にここが転機だとあからさまに知らしめてくる。

 

正に、そんな小さな変化が、後に幸せの形や暮らしの彩りまでを変化させる様子を、温かく穏やかな気持ちで眺めるように読み進めることができた。なんとなくはらはらしながら、そして、幸運を祈るような気持ちで。

 

また途中途中に命の大切さを教えられる場面もあり、大人が読むものと決めつけず、小さなお子さんと一緒にかわいい猫の写真をみながら読み進めてみることもお勧めしたい。

 

そんな素敵なエッセイ。

JUGEMテーマ:読書感想文

天使の梯子・村山由佳著

天使の梯子・村山由佳著

 

恋愛をテーマにしたお話が昔からとにかく苦手で、読み始めても途中で投げ出してしまうケース多々あったのですが、こんな感じで静かに一定の速度で流れていくお話は自分の日記を読み返しているようなそんな錯覚に陥り、深く深く読み入ってしまった。そして、静かに涙を流しながら読んだ。冬から春へと季節が流れるような、静かで温かいお話だった。


 

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